皆さんこんにちは!繊細ビジネスマンのマンボウです。
皆さんは今の会社に不満はありますか?よく隣の芝は青いと言いますが会社のことととなるとより青く見えるような気がしています。私も不満ありありですが、他の人の話を聞くとマシなのかな・・・と思ったり。
今日はそんな方のためにIT業界の働き方について触れていきたいと思います。
といいつつ、IT業界と言ってもSIerからソフトウェア等のパッケージ、クラウドなどさまざまな分野があるので一概には言えませんが、今回は自身が務めるSI事業の働き方について経験と合わせて以下の観点で見ていきたいと思います。
●観点
- 就労時間
- 休日数
- 環境
こんな人におすすめ↓
- SIerへの就職・転職を検討している人
- 他の業界がどのような働き方をしているか知りたい人
1.就労時間
結論から述べると、SIerの就労時間は長いと思います。
なぜなら、システムは基本的に止まることなく動き続ける必要があるからです。つまり、何か障害が起きた際には休暇中でも夜中でも障害対応に出る必要が生じます。(システムの利用時間にもよります)
加えて、当然システムの切り替え等においても途切れることはあってはなりません。そのため、稼働時期等の納期は非常にシビアなのがこの業界の特徴の一つと考えています。
実際、他のプロジェクトで稼働直前の試行テストで大障害が起き、昼夜問わず3日間対応に置かれたチームもいたくらいでした。。。
細かい障害対応等含め、対応事項や納期がシビアなことから時間に追われることが多い=必然的に長い就労時間となる、ということです。
また、IT業界の特性かはわかりませんが、納品書類や事務処理があまりにも多いということも一つかと思います。
特段、事務処理担当者等を設けているわけではないので、最前線のプレイヤーがこのような事務処理も並行して行うため必然的に作業量が増え、就労時間も増えていると考えています。
2.休日数
休日数は会社による、というところが正直なところです。ただ、一般的には他業界と比べて休日数は多いかなという印象を持っています。
あれ、、、労働時間は長いのに休日数は多いの??矛盾していない?という方もいらっしゃるかと思います。順を追って説明しますね。
まず、システムとしては継続的に稼働し続ける必要はありますが、お客さまが基本的にB to B(Business to Businessの略で、エンドユーザである消費者向けのビジネスではなく、会社・企業向けのビジネスを指す)であるため、休みはお客さまと同じようなスケジュールになることが多いです。
また、システム開発スケジュールなどは休みを加味して余裕をもった工程を組むことが一般的であるため、進捗に遅れ等がなければ予定通り休むことができます。
他方で、進捗に遅れがあったり、納期ぎりぎりになると休日も出勤して作業を行う、といったことがあるのも事実です。
よって、いかに平日の労働時間で進捗の遅れをなくし、想定通りのスケジュールで進められるかが休日を取れる鍵となります。
3.環境
さて、最後に働く環境についてです。
環境と言ってもさまざまなので「仕事の取り組み方」「成長性」の2点について触れたいと思います。
- 仕事の取り組み方
SIerは一案件の規模がそれなりであること、複数の関係者から案件が成り立っていることもあり、チームで動くことが多い印象です。当然、それぞれに役割はありますが各役割を全うすることでプロジェクトを滞りなく進めることができるのです。
また、案件サイクルとしても数年かけて行われるため、ひたすら顧客訪問して顧客数を増やし、ノルマを達成していくようなビジネススタイルとは少し違うところもあります。
そのため、評価としても新規顧客数などではなく、案件総額や案件から創出した利益額等が中心となることが多いのが実態です。
- 成長環境
エンジニアであれば、技術的なスキルを習得できる環境にあると思います。他方で、営業としては新規ドアノックやいわゆる営業トークのような機会が多いわけではないため、スキルがついているのか不安になる人も多いのが現状です。
私の見解としては、チーム全体を引っ張るリーダーシップや牽引力、市場動向等の分析力、臨機応変に対応するための柔軟性が身につくと考えています。
先述の通り、案件規模がそれなりに大きいため一人では進めることが難しい業界です。その中で顧客との間に立って各方面との調整、交渉を行いチームを作り上げていくのが営業の役割であることが多いです。
また、他業界でも当然市場動向の分析は行われていますが、ITはあくまで手段であり目的ではないため、エンドユーザやその先を踏まえた非常にマクロな視点で物事を捉え、市場分析し新規顧客開拓をおこなっていく必要があります。
こう言った背景から、前述したようないわゆるソフトスキルが身につきやすいと考えています。
まとめ
IT業界は一般的にブラックと言われることが多いですが、その所以は就労時間の長さからきているのだと思います。
実際、就労時間は多いですが、その分休日等の調整を行うこともできますし、非常に規模の大きいプロジェクトに携われるため、成長環境としては非常に良い環境であるとも感じています。
その業界に合う合わないは最終的には人による、といえばそれまでですが、是非ご自身の理想像と照らし合わせて検討いただくのが良いかなと思います。
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